(1) サックスの歴史
サックスはベルギーの楽器製作者、アドルフ・サックスが1840年代に発明した木管楽器で、彼の名前から「サックス」と名付けられました。発明時から基本的な構造は変わっておらず、ほぼ完成された状態で誕生したと言われています。当初は、軍の楽器隊の中音域の金管とクラリネットの間の音響的なかけ橋となるために作られたようです(他にも諸説あり)。見た目もまるで金管楽器のようですが1846年にパリで特許を取り、楽器の構造から木管楽器に分類されました。
(2) サックスの構造
サックスといえばジャズを想像する方も多いと思いますが、クラシックやロックなど、多様な分野の音楽でソロパートを担当することも多い楽器です。一言でサックスといっても、サックスのパーツは約600種類もあると言われ、それらの大量のパーツが複雑に連動して素敵な音を奏でています。大きく分けると、吹込管(ネック)・二番管(ボディ)・一番管(ボウ)・朝顔管(ベル)の4つからなり、25個のトーンホールをキィやレバーの様々な連動によって押さえる仕組みです。口に加えるマウスピースに付けたリード(マウスピースを開閉する空気弁のような役割をしており、 その空気弁の動きの速さが様々な音程を作りだしています)をふるわせて音を出す楽器です。使用するリードは自然の葦を加工したものであり、2つと同じリードは存在しません。ぜひ自分に合ったリードを見つけてください!
(1) ソプラノサックス...価格:約20〜40万(メーカーによる)
4種類の中では一番高音域を出す種類で、甘く柔らかい官能的な音色が特徴です。見慣れたサックスの形とは違い、管が縦に真っ直ぐに伸びた形をしています。吹奏楽では基本的に編成に入っていないため、あまり見かけることはないかもしれませんが、バンドでのアンサンブル等ではリーダーなどを任されるとても重要な楽器です。価格はメーカーにもよりますが大体20万〜40万ぐらいで購入可能です。
(2) アルトサックス...価格:約15〜40万(メーカーによる)
生産台数やモデル数が最も多く、一般的に「サックス」と聞いてイメージされるのはこのサックスです。首の部分がカーブを描いている形状です。高いスタンダード性から多くの音楽ジャンルで使われクラシックにおいてサックス協奏曲でもアルトサックス用の楽曲がほとんどを占めています。
(3) テナーサックス...価格:約20〜40万(メーカーによる)
アルトサックスの次に多く使用されている楽器です。首の部分が途中で軽く逆方向に曲がっている形状です。肉厚で男性的な色気がある音色が特徴なことから、ジャズシーンにおいてはアルトサックスよりも強い存在感を放ち、好まれて使用されています。ジャズの巨匠たちもこの楽器を愛用し、多くの名演を世に残しています。
(4) バリトンサックス...価格:約30〜70万(メーカーによる)
4種類の中では一番大きく主にベース音を担当する、低音部の要として役割を担っている楽器です。首の部分がぐるぐると複雑な曲線を描いている形状です。パワフルな力強いサウンドと深く柔らかいサウンドの両方を奏でることの出来る、演奏方法も幅広い楽器です。
(1) ソプラニッシモサックス(ピッコロサックス)
ソプリロという名称で認知されている、サックスのなかで最も高音部を奏でる種類です。形状はソプラノサックスと同じく管が縦にまっすぐ伸びた形です。その高音はまるでバイオリンのように綺麗で魅力的な音色が特徴です。
(2) ソプラニーノサックス
こちらも演奏機会は少ないものの、サックスオーケストラやアンサンブルで登場する機会があります。アルトサックスよりも1オクターブ上の音を出すことが出来、上級者向けの楽器で、サックスの中でも音程コントロールが非常に難しい種類です。
(3) バスサックス
アンサンブルや吹奏楽などで使われるケースは少ない楽器です。生産台数も少なく通常の楽器店での取り扱いはほとんどない種類です。大きさに応じてかなりの肺活量が必要となるのでこちらも上級者向けです。
(4) コントラバスサックス
日本に3本程しかない希少性の高いサックスです。バリトンサックスの1オクターブ下の音域が出る楽器でオーケストラのごく一部の楽曲で使われる以外は演奏の機会はほとんどありません。お値段も300~500万と高額の楽器です。
(5) サブコントラバスサックス
1999年にドイツのエッペルスハイム社が初めて製作に成功し、世界で数本しか作られていない非常に稀少なサックスです。全長は2m半から3m近い大きさで、その大きさゆえ、持ったままの演奏が不可能な為、専用のスタンドに設置した上での演奏法となります。
・音楽教室や、楽譜等もアルト用に構成されているのが多い
・初めて製造されてから歴史が1番長く、最も完成されている楽器
・値段も全種類の中で1番リーズナブルなので購入しやすい
・大きな音を出すために必要な肺活量も比較的少なく、難易度も易しく初心者でも音色をしっかり出すことが出来る
以上の点でも、アルトサックスは1番人気で初心者向けのサックスと言われています。
ヤマハのホームページでサックスについてのまとめがありますのでこちらもご参考にしてみてください。
https://www.yamaha.com/ja/musical_instrument_guide/saxophone/?ln=ja&cn=10207
是非自分に合ったサックスを見つけてくださいね!
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